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ヨガがもたらす働きとは? ヨガの実践で健康な身体作りを目指そう!

ヨガがもたらす働きとは? ヨガの実践で健康な身体作りを目指そう!

ヨガは、古代インドをルーツに持つ伝統的な行法であり、約5000年もの歴史を誇ります。古くはインドの諸宗教の宗教的鍛錬として実施されていましたが、今では精神統一など心身を整えるために用いられる健康法の一つとなって変容を遂げています。世界のヨガ人口は3億人を突破し、ますますヨガ人口は増えていくと予想されています。

ヨガにはどのような効果があるのでしょうか? 今回の記事はヨガの特徴やその作用を簡単に解説します。

目的は時代とともに変化しているが、アプローチは長く受け継がれている

ヨガがもたらす変化やその働きを見ていく前に、まずそもそも「ヨガ」とは何なのかを解説しましょう。

ヨガとは、古代インドにおいてそのルーツをたどることができる伝統的な行法であり、もともとは宗教鍛錬の一環で実践されていたものでした。ヨガのルーツは宗教的な鍛錬や修行であり、最終的には精神をより高みに昇華することで「解脱」に至ることを目的としていました。日本に伝わった「座禅」もヨガに含まれています。

「ヨガ」とはサンスクリット語で「つながり」を意味し、意味合いとしては肉体と精神、魂が常につながっている状態であることを指しているとされています。これは、インドの伝統医学である「アーユルヴェーダ」の根本原理とも一致します。

アーユルヴェーダでは、肉体、精神、魂のバランスが崩れると病気になるといわれ、ヨガにおいても「バランス」「調和」が重要視されています。これはヨガという名前の具体的な意味合いそのものといっていいです。ヨガは簡単にいいますと、身体を伸ばしたり動かしたり、特定の姿勢を維持することによって、心身の「バランス」「調和」を整えることを主目的としています。

現代のヨガは欧米に取り入れられたことで宗教的意味合いは薄れ、心身のバランスを整えることによる健康増進の方法の一種という、健康法の意味合いが強くなっています。しかし「より自分を浄化し高次元に持っていく」ことに関しては従来の宗教的なヨガと目的は変わっていません。

ヨガがもたらす働き①:最も特徴的なのは「呼吸の変化」

ヨガがもたらす作用として他のボディワークなどと比べ近年最も重要視されているのは、「呼吸の変化」でしょう。

現代におけるヨガというのは精神統一を図るための「アーサナ(姿勢)」が大切とされていますが、ヨガの真髄と呼べるものは実は「プラーナヤーマ(呼吸法)」にあるといっても過言ではありません。

呼吸というのは本来、普段何気なく行っているものですが、ヨガではこの呼吸を、意識的にコントロールします。中国医学に例えると「気」のコントロールを、呼吸法によって行うというのがヨガのアプローチです。特定の姿勢を維持するのが主目的なのではなく、「呼吸を整えながら身体を動かすこと」に意味があるのです。

ヨガの呼吸により「血液・脳により多くの酸素を送ること」が可能になり、医学的にも「ヨガの呼吸により肺活量と呼吸量の著しい増加」が認められています。

より多くの酸素が身体に行き渡ることによる利益は著しく、脳は特に多くの酸素を必要とするため多くの酸素を取り込むことで頭もより冴え渡りますし、酸素は身体中の細胞一つ一つに欠かせないものであるため、酸素をより多く取り込めることはすなわち健康増進につながるのです。

ヨガがもたらす働き②:慢性的な身体へのダメージの解消、姿勢矯正による働き

ヨガを実践する理由として、身体が重くなったり、むくんだり、筋力が衰えたり、柔軟性が落ちたり、そういった身体の不調をなんとかしたい、と答える人は多いです。ヨガにおいて行う姿勢維持はもともと柔軟性が増すものも多く、そうした姿勢の維持により身体中のストレッチを行うことで、各所の身体的不調を解消する効果が期待されています。

特に肩こり、腰痛、頭痛などの慢性症状の解消、骨盤矯正、姿勢矯正など身体のラインを正常なものに矯正する働きなどが特徴的です。この仕組みとしては、身体の歪みを矯正することにより姿勢が良くなり、結果的に慢性的な身体の痛みの解消につながり、また各部の血行が促進されることに伴って老廃物の排出が活性化されむくみ解消にもつながるという、まさに良いことずくめです。また、近年では、欧米の学者さんの説により、腰痛は骨格の問題ではなく、脳の問題、とも云われるようになりましたが、その説が有力だとしても、前述の「呼吸」により是正されると言えるでしょう。

自律神経やホルモンバランスの乱れにも働きがあります。冷え性、更年期障害など女性特有の症状にも有効に働くといわれていて、特に女性にヨガを実践する人が多いのはそうした理由もあります。

また、身体的不調の改善のみならず、新陳代謝が活発になることによるシェイプアップ、美肌などの美容的な作用、体力や筋力、柔軟性の向上、自然治癒力の向上など、身体をより良い状態に持っていく働きも期待できます。

整体がもたらす変化③:精神的ストレスの軽減・解消、特に精神安定になる!

ヨガは、身体だけでなく精神においても非常に大きな役割を果たします。

特に精神統一を図る瞑想と結びついて発展してきたこともあって、集中力の向上、感情のコントロール能力の向上においても大きな作用があります。こうした精神面でのバランス改善が、特に更年期障害や産後の女性において非常に大切となり、自律神経の乱れやホルモンバランスの乱れに関してもこうした精神面でのバランス改善によって症状が軽減されるように感じられるかもしれません。

元来、解脱に至るまでの精神鍛錬の側面があることから、身体と心、調和を実感することによるヒーリング、リラックス効果、精神的ストレスに対する抵抗力も増加することは当然期待できることです。ヨガにおいて大きな強みとなっているのはこうした精神面での作用です。

特にストレス社会と呼ばれるせわしない現代社会において、ヨガが広く受け入れられているのはこうした効果を期待してのことなのかもしれません。

まとめ

精神と肉体のバランスを整えることで諸症状の改善を実感する人は多く、それがヨガブームにつながり、世界的にヨガ人口を増やしてきたゆえんということができるでしょう。

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